*医学的には上皮細胞に発症する悪性腫瘍が「癌種:carcinoma」、それ以外の部位の悪性腫瘍を「肉腫:sarcoma」
あらゆるところに発症するのが「がん:cancer」と分けていますが本稿では全てのケースを誰にもわかりやすい一般的な「がん」
または「癌」と表しています。1. 新薬開発のバイブルとなっている「The Hallmarks of Cancer」2000年に発表された論文「癌の特徴的メカニズム:The Hallmarks of Cancer 」と2010年の追加版「次世代癌の特徴メカニズム:Hallmarks of cancer: the next generation」は空前といってよいほどの高い評価を受け、現在でも学生や癌研究者のバイブルといわれる影響力を持っており、新治療法医薬品の多くは「癌の特徴的メカニズム」を開発の参考にしてターゲットを決めているといわれます。
主筆はハーバード大学卒のダグラス・ハナハン博士(Douglas Hanahan)、共著は*MITのアラン・ワインバーグ(Robert Allan Weinberg)博士。
ワインバーグ博士は1986年に癌抑制遺伝子であるRb 遺伝子(Rb gene:*retinoblastoma gene)を単離した著名な学者。
「網膜芽細胞腫のRb遺伝子衰弱が癌(がん)を活性化」 https://botanicals.co.jp/library_view.php?library_num=582 現在のダグラス・ハナハン博士は、先にご紹介した*コッペノール教授(Willem H. Koppenol )と同様にスイス連邦工科大学(The Swiss Federal Institutes of Technology)ローザンヌ校において研究と後進の指導に当たっています。
*MIT:マサチュセッツ工科大学(Massachusetts Institutes of Technology)
*「腫瘍抑制遺伝子(tumor suppressor genes):
お薦めしたいP-53自己抗体定性検査」 https://botanicals.co.jp/library_view.php?library_num=595 2. 免疫チェックポイント阻害剤の開発競争新たな、がん免疫療法において研究対象の筆頭となっているのは癌化DNA(遺伝子)が白血球などの免疫抗体を免れる動作(evading the immune system)の阻止。
ダグラス・ハナハン博士らが発表した「癌の特徴的メカニズム:The Hallmarks of Cancer 」に挙げられた特色(特徴)の一つです。