卵子の質を制御する技術の急速な発展は現行の人工授精、体外受精の不妊治療以外に、あらたなる手法を導入するだろうといわれていますが、倫理的、法的にクリヤーしなければならない点も多々あります。
現在は妊娠能力の判定にAMH(anti-mullerian hormone)を測定して残存卵母供給量を予測していますが今後は当該女性のミトコンドリアなどいくつかの細胞内小器官の量と活性を測定することも可能となるでしょう。5.ブドウ・レスベラトロール研究の新たな潮流:長寿遺伝子活性化の真実を証明シンクレアー博士(David Sinclair)らによる長寿を達成させるタンパク質の活性化に関与する物質の発見は分析実験のターゲット識別に使用する蛍光物質による作用を誤認したと指摘されたことがありました。
博士らはそれに対する答えとして新たな実験を試み、かっての実験結果が正しかったことを今年の3月に証明して見せました。(Science 8 March 2013)
長寿にかかわるたんぱく質はNAD+依存性脱アセチル化酵素(アセチル基を脱アセチル化する)と呼ばれるサーチュイン(Sirtuin)のことですが、シンクレアー博士らは、その活性化がレスベラトロールなどSTAC(sirtuin-activating compounds:サーチュイン活性化物質)により促進することを再度証明。
「Evidence for a Common Mechanism of SIRT1 Regulation by Allosteric Activators 」
証明されたのはサーチュイン活性 がSTACによって促進されるのは特定のアミノ酸の隣に疎水性アミノ酸が存在する配列を持つ天然ペプチド基質によるもの。
このような酵素上の特異な場所での反応はアロステリック(allosteric)と呼ばれています。